1981年に、カスタムメイドのカウボーイブーツ職人ランディ・メレルが職人としての腕を試すため、ハイキングブーツを作ったことから誕生。
メレル(MERRELL)は、アメリカのアウトドアブランド。シューズを中心にアパレルや、キャンプ用品などのアクセサリーを取り扱う。
メレルのシューズは、長時間の着用でも疲れない快適な履き心地と、アウトドアで活躍するグリップ力、そして機能性素材を用いた高い機能性が特徴。デザインの豊富なバリエーションから、アウトドアのみならずファッションアイテムとしても高い人気を誇る。現在は防水などの優れた機能性と快適な履き心地が特徴のハイキングシューズ「モアブ」をはじめ、「ジャングルモック」シリーズ、アウトドアシーンからタウンユースまで、幅広い用途で人気の「カメレオン」シリーズなどを展開している。
創設者のランディ・メレルは、幼少期を馬牧場で蹄鉄作りやアウトドアに触れながら育つ。1970年代に工業靴製造学校で学んだ後は、アメリカ各地で靴づくりの技術を磨き、オーダーメイドブーツの製作をユタ州バーナルで開始。抜群のフィット感と高い品質で注目を集め、注文から6ヵ月待ちという人気を博す。
1981年、人気が全米に広まり、アウトドアフリークに絶大な支持を集める雑誌『バッグパッカーマガジン』で“北米で最も機能的で快適な靴”として特集。この成功を機に、スキーブランドの幹部であったクラーク・マティスとジョン・シュバイツァーは、ランディ・メレルを招き入れ「メレル・ブーツ・カンパニー」を設立。この出会いがアウトドアブランド「メリル」の原点となる。1985年以降、メレルは柔軟な履き心地のハイキングブーツやテレマークスキー用ブーツ、ロッククライミングシューズなど、さまざまなカテゴリーのシューズを発表する。
1992年、日本での展開をスタート。1995年には高機能ソールメーカー「ヴィブラム(Vibram)」との共同開発を開始。今日に至るまでグリップ力と耐久性を兼ね備えたヴィブラムグリップを搭載した各種ラインナップを展開する。
1998年、アウトドアフィールドでのパフォーマンス性を日常におけるパフォーマンスと結び付け、 “アフタースポーツシューズ”という新しいカテゴリーを打ち出した「ジャングルモック」シューズを発売。その後2001年には「カメレオン」シリーズを、2007年には「モアブ」シューズを展開する。
2011年、ヴィブラムとの共同開発により、裸足の感覚が体験でき、トレーニング効果も期待できる0mmドロップの「ベアフットシューズ」コレクション誕生。