1975年、スペイン、マヨルカ島でブランドスタート。
「カンペール(CAMPER)」はスペインのシューズブランド。1975年にスペインのマヨルカでブランドがスタートする。ブランド名はマヨルカ島で話されるマヨルカ語で“農夫”をあらわす。
カンペールは靴職人のファミリービジネスが起源。カンペールブランドをスタートしたロレンソ・フルーシャの祖父アントニオ・フルーシャにさかのぼる。1877年にアントニオはシューズ作りの勉強のためにイギリスに渡る。そこで近代的なシューズの工業生産のノウハウを学び、スペインに帰国後すぐにマヨルカでシューズの生産を始める。
ロレンソは1975年にカンペールを設立すると、現代のライフスタイルにあったデザインを取り入れたシューズを発表。1981年にはバルセロナに初のオンリーショップをオープンする。その後ヨーロッパを中心に店舗をグローバルに拡大。
サザビーリーグとスペインのカンペールの合弁で2005年に「株式会社ピナ」を設立、2020年3月に「株式会社カンペールジャパン」に社名変更した。サザビーリーグはカンペール以外にもエストネーション(ESTNATION)やロンハーマン(Ron Herman)など多くのアパレルや服飾ブランドを展開している。
また、「カンペール・トゥギャザー(Toðer)」は、世界中で活躍するデザイナーとのコラボレーション・プロジェクト。シューズをはじめ、ショップのインテリアなどもデザインする。
これまで、ゴーシャ・ラブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)やキコ コスタディノフ(Kiko Kostadinov)、メイクアップアーティストのイサマヤ・フレンチ(Isamaya Ffrench)などが参加している。
2019年6月に、カンペールのエクスクルーシブ・ライン「カンペール・ラボ(CAMPER LAB)」のクリエイティブディレクターとしてアキレス・イオン・ガブリエルを起用。2021年秋冬シーズンより、カンペール全プロダクトのクリエイティブディレクターとなる。2024年、カンペールラボが初のレディ・トゥ・ウェアアパレルをスタート。