スノーピークの前身となる山井幸雄商店が1958年、新潟県三条市で創業。
スノーピーク(Snow Peak)は日本のアウトドアメーカーであり、そのオリジナルブランド。使命を“人間回帰”という言葉で表現しており、“他にないものづくりから生まれた製品を使う人々が、自然に深く包まれることで人間らしさを取り戻すこと”、“その喜びを知る人を、一人でも多く増やすこと”を、「人生に、野遊びを。」のスローガンのもと、キャンプ場にとどまらず、都市や住宅、さらにはオフィスにまでその志が届くようなアイテムを展開している。
登山家でもあった創業者・山井幸雄は、1958年当時の道具に満足できず「本当に欲しいものを自分でつくる」という志のもと、オリジナルの登山用品を開発。燕三条の職人技術を活かし、試行錯誤の末に完成した、使いやすくクオリティの高い登山用品は、山好きの注目を集めていった。1963年にスノーピークを商標登録し、1976年には自社工場を設立した。
1986年、幸雄の息子である山井太の入社をきっかけに、それまで若者たちのものというイメージを持たれていたキャンプに注目し、オートキャンプという新たな領域を開拓。アウトドアをライフスタイルととらえ直し、家族の絆を深めるための豊かな時間としてのキャンプを提唱する。
以後、燕三条の職人技に裏打ちされたラグジュアリーでハイエンドなキャンプギアづくりを開始。過剰なまでに頑丈なペグ「ソリッドステーク」や、地表にダメージを与えない焚火のための道具という新ジャンルを築いた「焚火台」など、今までなかった製品を次々生み出し、オートキャンプブームを牽引した。
1996年、フライフィッシング事業に参入。
2003年 福岡・太宰府と東京・晴海にスノーピーク初の直営店を出店し、その翌年には、秀岳荘白石店、L-Breath御茶ノ水店、WilD-1多摩ニュータウン店内に初となる「Snow Peak Store」をオープンする。
2014年秋冬シーズンより、山井梨沙がアパレルラインをローンチ。2015年から次々に店舗を全国のみならず世界へ拡大。
2019年、長野県白馬村・山口県下関市と包括連携協定を締結。同年、高知県・土佐清水市に6か所目となる直営キャンプフィールド「スノーピーク土佐清水キャンプフィールド」、高知県・越知町に新業態「スノーピークかわの駅おち」、新潟県・阿賀野市に常設グランピング施設「snow peak glamping swanlake ikarashitei garden」、長野県・白馬村に「Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN」を開業。
■スノーピーク アパレルについて
2014年秋冬シーズンより、山井梨沙が「HOME⇄TENT」をコンセプトに、「自然指向のライフスタイル」を提案するアパレルラインをローンチ。機能的でありながらタウンユースにもマッチする、シンプルなデザインのウェアの製作を始める。その後、2015年から次々に店舗を全国のみならず世界へ拡大。
2020年春夏シーズンよりコンセプトを「HOME⇄TENT」から「HOME⇄CAMP」に変更。
2020年3月、山井梨沙がデザイナーを退任。後任デザイナーは非公表。