レッド ヴァレンティノ(REDValentino)の2019年春夏コレクションが発表された。
今シーズン、インスピレーションの源となったのは、メキシコ。南米の民族衣装が持つ、エキゾチックなムードや力強い色彩を、ピースに落とし込んでいく。
たとえば鳥や花、植物を、レッド・ブラック・ホワイトで鮮やかに表現したパターンは、メキシカンタイルに着想。軽やかなプリーツが印象的なロングドレスや、今季のキーファブリックであるメッシュ素材のワンピースなどに採用され、存在感を放っている。
エキゾチックなタトゥーをイメージしたプリントも印象的。ワークジャケットのフロントやスタジャンのバックスタイルに、タトゥーのデザインを彷彿とさせる鳥や花のイラストを配している。細やかなプリーツのロングドレスには、ニワトリとヘビが争う様子をリアルに描いた。
スタイリングは、フェミニンなピースに、スポーティーな要素やハードな魅力を加えているのが特徴。透け感のあるロングドレスには、オーバーサイジングなスウェットパーカーや、ボクシングショーツ、スニーカーを組み合わせている。色とりどりの花を配したホワイトのワンピースには、スタッズを散りばめたサンダルをコーディネートした。
カラーは、ホワイトやブラックをベースに、レッド、ベビーブルー、ベビーピンクなどを起用。レッド×ベビーブルーなど、異なる色同士を臆することなく組み合わせることにより、力強い印象をもたらしている。