イザベル マラン(ISABEL MARANT)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2018年9月27日(木)に発表された。
イザベル マランとロレアルがコラボレーション、ホットなニュースがお披露目となったパリの夜、市内のチュイルリー公園に設けられた特設会場でランウェイショーが開催。キラキラと輝くシルバーカラーでコーディネートされた空間は、まるでディスコ。ショーの間もリズミカルで懐かしいディスコミュージックが流されていた。
新作ピースも当時の時代を感じさせる、いまでは“レトロシック”なピース。キー素材となるのは洗いをかけたデニムで、白く抜かれたブルーデニムや柔らかいピンクデニム、ハードさも持ち合わせたブラックデニムで洋服はデザインされる。
トップスはボリューミー、ボトムスは極短で。この“デコボコ”なシルエットが鍵を握る。ブルゾンは落ちたショルダーと太いアームホールで重量感たっぷり。キルティング風にステッチをいれたり、異なる色のボタンを配したり、襟に差し色をしたり…華美なデコレーションはせずにディテールで遊ぶ。ベストは袖口を大きく切り取りよりビックサイズに見立て、肩周りはピンっと立っているのが特徴的だ。
対象的にフェミニンなピースも登場。ホワイトのレースワンピースや、リネンとレースをコンビネーションさせたブラックワンピース。オフショルダー、ワンショルダーなどシルエットもバリエーション豊富に展開される。足元は飾るのはショート丈にぴったりな三角ヒールのルーズなブーツだ。
デニムと並んでキー素材となったのは、キラキラ輝くシルバーのモデル。総スパンコールのパンツやギャザー入りのドレス、ボリューミーなアームのトップスなどが登場。また、“ボーイフレンドの洋服を借りてきた”かのような大きめサイズのニットを一枚で着こなすコーディネートは、モデルの華奢なボディを感じさせよりフェミニンに映る。