ミルク(MILK)の2019年春コレクションが、2018年12月13日(木)、東京・ラフォーレミュージアム原宿にて発表された。
ウィメンズ・メンズ合同で行われたファッションショー「SHOCK SHOW」。ショッキングピンクに染まったステージに次々と現れるミルクガール&ミルクボーイが、ロマンティック、スポーティー、ストリート...ありとあらゆるテイストを繰り出して観る者を魅了した。
ファーストルックを飾ったのは、ロマンティックなフラワープリントのルームウェアに身を包んだミルクガール。彼女のテレフォンコールを始まりの合図に、心躍るショーが幕を開けた。フリルをたっぷりとあしらったドレスや、胸元に大きなリボンを結んだブラウスなどフェミニンなピースを纏ったモデルたちが、軽やかな足取りでキャットウォークを進んでいく。
続いて目を惹いたのは、四葉のクローバーとてんとう虫のプリント。透け感のあるメッシュ素材のジャケットやウエストにラインを配したミニスカートなど、スポーティーなピースに採用されている。四葉のクローバーとてんとう虫から連想されるカラーリングは、グリーンのスカートにレッドのバッグやシューズを組み合わせたコーディネートでも表現されていた。
ショーが中盤に差し掛かると、場内は暗転。スポットライトの先には、美しいマーメイドが現れた。彼女が纏うスカートには、まるで絵画のようにリアルに描かれた魚たちがプリントされている。同様の柄を取り入れたワンピースやオールインワンは、軽やかな素材で仕立てられており、モデルたちが海を泳いでいるかのようなウォーキングをみせると、波のようにゆらゆらと揺れ動く。
曲調が変わると、2人のナースがステージ上に登場。ナース服もお洒落に楽しむのがミルクガール流。パステルカラーに彩られたワンピースに、ニーハイソックスやクロスモチーフのチョーカー、リボンをあしらったウェッジソールパンプスを合わせた。
ラストを飾ったのは、ホワイトカラーのピースに身を包んだミルクガールとミルクボーイ。ウィメンズモデルは、サムシングブルーをアクセントに効かせたワンピースをウェディングドレスのように着こなした。
ショーも幕引きかと思われた瞬間、会場に鳴り響いたのは、クリスマスソング。サンタ帽とスタッフTシャツを身に着け、大きな袋を担いだモデルたちが再びステージ上に現れた。かと思えば、客席に飛び降り観客にギフトを配るサプライズが。ギフトはもちろんのこと、エンターテイメントショーさながらのランウェイは、ゲストにとって最高のクリスマスプレゼントになったことだろう。