1957年、ガストン・ルノートルが「ルノートル(LENÔTRE)」をスタート。
ルノートル(LENÔTRE)は、フランスのスイーツブランド。1957年、ガストン・ルノートルがフランス・パリで「ルノートル(LENÔTRE)」を創業した。
創業者のガストン・ルノートルは、1920年のフランス・ノルマンディー地方で誕生。父母はともに料理人という家庭環境から、自らも菓子職人の道へ進み、町の小さな菓子店での見習い時代を経て、パリで修行。
1947年、最初の店を地元ノルマンディーにオープン。
1957年、自らの名を冠した「ルノートル」をパリにオープンする。
ガストン・ルノートルが目指したのは、「軽く、食べやすく」スイーツ作り。砂糖の量を控えたり、フルーツを取り入れたり、それまで重厚さが中心だったフランス菓子の概念を打ち破り、今日では当たり前の手法を確立。
また、「ルノートル」でのスイーツ作りとして並行して、料理学校「エコール・ルノートル」の設立、生産と研究のためのラボ(工場)の開設をするなど、これまで閉鎖的だった高級菓子の常識を打ち破り、フランスの美食文化の発展に功績をもたらした。世界の第一線で活躍するパティシエの中には、「エコール・ルノートル」出身の卒業生も数多く存在する。
「ルノートル(LENÔTRE)」が目指すのは、繊細なデコレーション、芸術的なデザイン、そして、熟練の職人が素材を厳選し、手で丁寧に作り上げること。ブランドを代表するケーキ「フイユ・ドトンヌ」は、花びらのように美しいチョコレート細工が特徴的で、創業者ガストン・ルノートルのレシピが今なお継承されているスペシャリテだ。
1975年、海外1号店をドイツ・ベルリンにオープン。以降、さまざまな国へ進出し、1979年日本初上陸。
2009年からは常設店は構えず、バレンタインイベントなどの出店のみになっていたが、2019年3月に日本再上陸。東京・銀座三越に常設店をオープン。
2023年7月、東京・丸の内の新丸ビルに、日本初の路面店「ルノートル東京」をオープン。
2023年11月、東京・立川のルミネ立川店に、3店目「ルノートル ルミネ立川店」をオープン。
2024年10月、東京・麻布台ヒルズに、 国内最大規模の店舗をオープン。
ルノートルのアイコンメニューは、スペシャリテ「フイユ・ドトンヌ」やチョコレートケーキ「オペラ」など。銀座三越店限定のチョコレートケーキ「トゥール・エッフェル・ヴォリュテ」は、キャラメルとナッツが香る大人の味わいで人気だ。