1954年、菓子処「紅屋」を創業。
鎌倉紅谷は、「『おいしい』の先にある気持ちを一番大事にする」をコンセプトに、人気焼き菓子「クルミッ子」をはじめとするお菓子を販売するスイーツブランド。
「クルミッ子」は、自家製キャラメルにクルミをぎっしり詰め込んで、バターの生地でサンドしたスイーツ。絶妙なキャラメルとクルミの配合に加え、しっかりとした生地が全体のバランスを整えている。たしかな甘さがありつつも、くどくない仕立てで鎌倉紅谷の定番人気商品としてその地位を確立している。
パッケージにあしらわれたレトロなリスのキャラクターも人気。創業の地である鎌倉にはリスが多いこと、クルミはリスの好物であることなどにちなんでいる。
はじまりは、戦前に東京神楽坂にて営業していた、山手一といわれた和菓子舗紅谷。戦後、腕利きの職人たちがその看板を背負い、全国各地で新たな紅谷を開いた。のちに有井弘臣と共に鎌倉紅谷を創業することになる有井鉄男もその中のひとりであった。
1954年10月、有井弘臣と有井鉄男が、鎌倉市雪ノ下1の12の4の北条泰時小町邸跡地に菓子処「紅屋」を創業。1955年1月には合資会社「紅谷」設立し、代表社員に有井鉄男が就任する。
2008年1月、株式会社 紅谷に組織変更。代表取締役に有井宏太郎就任。
2011年1月、鎌倉市常盤362にクルミッ子専用工場として常盤工場を新設。翌年2012年3月、第25回神奈川県名菓展菓子コンクールにて「クルミッ子」最優秀賞受賞する。
2017年以降全国に続々と店舗をオープンし、鎌倉紅谷のお菓子を展開している。
2019年10月、横浜ハンマーヘッドに「鎌倉紅谷 クルミッ子ファクトリー(Kurumicco Factory)」をオープン。製造見学、体験、飲食、買い物を一度に楽しめる新しいタイプの複合店となっている。清潔感のある工房では、キャラメル炊き、生地のし、リスくんフィルムでの包装など、すべての工程を目にすることができるほか、併設するカフェでは「クルミッ子」を用いたオリジナルスイーツを味わえる。