1988年、フランス・パリでジャン=ポール・エヴァンが創業。
ジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HÉVIN)は、フランス・パリのショコラトリー・パティスリーブランド。素材や味へのこだわり、独創的で遊び心あふれる感性、確かな技術から生まれるショコラで人気を博す。
毎年自らカカオ産地を訪れ、ショコラの原料となるカカオを選定。品質だけでなく、土壌や風土、カカオ栽培が行われている労働環境や衛生面などにもこだわりぬき、美しく繊細なショコラを作り出す。とりわけボンボンショコラに使われているプラリネは、甘さを抑えることにより引き出された強いアロマを楽しめるものとなっている。
フランスに2つのラボラトワールを構えており、全体で50人のスタッフがクリエイションを担っている。毎日約200キロのショコラが作られ、その一部は日本に向けて空輸されている。ラボラトワールの1つは、パリのアンヴァリッド店に併設されているパティスリーラボ。グアヤキルなど定番のガトーのほか、3ヶ月に一度開発される新作ガトー、週末限定のシュークリームやモンブランなどが、職人の手で仕上げられている。
もう1つはパリ近郊にあるショコラ専門のラボ。全てのボンボンショコラ、タブレット、マカロンが日々生み出されている。
1975年のホテル インターコンチネンタルで、ジャン=ポール・エヴァンはパティシエとしてキャリアをスタート。
1976年から1988年まで、ホテル・ニッコー・ド・パリにおいて、ジョエル・ロブションの下で修行を重ねた。その後、フランスの有名パティスリー「ペルティエ」東京店にて、1年半ほどシェフ パティシエを務める。
1986年には、フランスでMOF(最優秀職人章/日本の人間国宝にあたる章)を受章。
1988年にフランス・パリにて、ジャン=ポール・エヴァンを創業。
2002年に日本に初出店し、日本の高級チョコレートブームの火付け役として注目を浴びた。フランスのショコラ愛好家クラブ「クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ(Club des Croqueurs de Chocolat)」から、ショコラティエ最高評価となる5タブレットに幾度も選ばれ、名実ともにトップショコラティエとして知られる。
2006年、表参道にブティックオープン。
2007年、六本木にブティックオープン。
2010年、銀座にブティックオープン、また、台北に1号店オープン。
同年、フランス最高の発行部数を誇るタブロイド紙『フィガロ(Figaro)』の折り込み『Figaro Scope』の「パリのショコラ特集」にて、ショコラ部門、ショコラ ショ部門で1位をダブル受賞。
2016年、京都、三条通に日本初となる路面店をオープン。同年、ショコラ愛好家クラブC.C.Cがジャン=ポール・エヴァンにフレンチ ショコラティエ部門で金タブレットとして格付け。さらに最高位となる「レ・ザンコントゥナブル(LES INCONTOURNABLES)」としてアワードを3年連続受賞。
2017年、東海地区初の店舗が名古屋三越にオープン。
2019年、ジャン=ポール・エヴァン 伊勢丹新宿店がリニューアル。