アラン・デュカスは、フランス料理界の巨匠。フランスの3ツ星シェフ。史上最年少でミシュラン3ツ星を獲得した。自身の名を関したレストラン「アラン・デュカス」の他、モナコには「ルイ・キャーンズ(Louis XV)」を展開している。日本ではシャネルとともに東京にて「ベージュ アラン・デュカス 東京」を出店している。
チョコレート専門店としては「ル・ショコラ・アラン・デュカス(Le Chocolat Alain Ducasse)」を展開する。最大の特徴は、通常は専門の業者などから仕入れるクーベルチュールチョコレートを、100%オリジナルで一貫している点。「ル・ショコラ・アラン・デュカス」では、厳選した最高級のカカオ豆を使用し1から作り上げることで、他にはない、唯一無二の味わいを完成させている。店頭でのラインナップはボンボン・ショコラやタブレットなど。工房を備える日本橋の店舗では、デザートサロン「ル・サロン」が併設されており、ショコラを使ったデザートも提供している。
2024年10月に、ビスケット専門店「ル・ビスキュイ・アラン・デュカス」が日本初上陸。2022年9月にフランス・パリにオープンした店舗に続く店舗となる。味の職人アラン・デュカスが描く美味しさを追求した料理仕立てのビスケット、“ビスキュイ・キュイジネ”を展開。常に妥協のない素材選びと熟練の職人技、そして素材の特徴を最大限に活かした正確なレシピで作られるビスケットを販売。「ル・ショコラ・アラン・デュカス」の工房で作られる自家製ショコラ、ガナッシュ、プラリネなども素材として用いられている。
この他、日本未上陸の姉妹ブランドとしてコーヒー専門店「ル・カフェ・アラン・デュカス」、アイス専門店「ラ・グラス・アラン・デュカス」も展開している。
アラン・デュカスは、1956年フランス・ランド地方に生まれ、農園で育つ。16歳で料理人になるため修行を開始。レストランと掛け持ちでパリのパティシエの元でも働き、その中で、ショコラティエとして活躍していたミッシェル・ショーダンに魅了された。その後、料理に打ち込むことを決意。ミシェル・ゲラール、アラン・シャペルをはじめとする著名シェフの店で経験を重ねたアラン・デュカスは、1988年にモナコの最高級ホテル「オテル・ド・パリ」内のレストラン「ル・ルイ・キャーンズ」に料理長として就任。1990年には、33歳でミシュランガイドの3つ星に掲載され、ホテル内レストランとして史上初の快挙を遂げた。
1996年、レストラン「アラン・デュカス」をオープンし1998年に3つ星掲載。2004年、ベージュ アラン・デュカス 東京を出店。シェフになるも、ショコラへの夢を捨てずにいたアラン・デュカスが、2013年、パリのバスティーユ地区に「ル・ショコラ・アラン・デュカス(Le Chocolat Alain Ducasse)」をオープン。2018年には、東京・日本橋にフランス以外では初となる工房を設けている。