ユナイテッド カラーズ オブ ベネトン(UNITED COLORS OF BENETTON.)の2019年秋冬コレクションが、イタリア・ミラノで発表された。
ブランド初のランウェイショー形式で披露された最新コレクション。キーワードとなったのはブランドの創業者であるルチアーノ・ベネトンと、2018年よりアーティスティック・ディレクターに就任したジャン=シャルル・ド・カステルバジャックの共通のビジョンである“レインボー”だ。虹を構成するイエロー、レッド、グリーン、ブルーといったビビッドカラーを主流としたパレットで、コレクションを作り上げている。
会場にまず足を踏み入れたのは、レインボーカラーに彩られたアーガイル柄タイツを纏ったルック。続いてブルー、グリーン、レッドのカラーブロックでコントラストを効かせたダウンジャケットや、カラフルなモザイク模様を配したパンツなどがランウェイを華やかに彩っていく。
ジャン=シャルル・ド・カステルバジャックが今回のコレクションを“ベーシックアイテムのアップデート”と表現する通り、ランウェイに登場するのは、ダッフルコートやトレンチコート、ジーンズなど、誰もがワードローブに1つは持っているようなアイコンピースがメイン。
ブランドロゴやアイコニックなグリーンで定番アイテムを更新したり、カラフルなニットウェアやスポーツアイテムを新鮮な表情に仕上げたりと、30年以上続くベネトンの歴史にオマージュを捧げながら、“ベーシックアイテムのアップデート”を試みている。
またディズニーのミッキーマウスや、スヌーピー、ピーナッツギャングといったキャラクターモチーフのアイテムも印象的。トレンチコートやニットトップス、Tシャツなどに配し、プレイフルな表情に仕上げた。