ニューヨークファッションウィークで発表されたディーゼル ブラック ゴールド(Diesel Black Gold)の2013年春夏コレクション。ソフィア・ココサラキ(SOPHIA KOKOSALAKI)がデザインする最後のコレクションとなった今季、「都会のスケートパーク、90年代のファッション、創造性に満ちた都会的なドレス」をテーマに、異なるスタイルをミックスしてデザインに落とし込んだ
カラーパレットはブラックとホワイトがメインに、アクセントカラーとして淡い水色やピンク、エメラルドグリーンをプラスした。ストリートアートやスケートパークのグラフィティにインスパイアされた遊び心あふれるプリント柄も登場。柔らかなレザーや加工デニムなど、リッチで革新的な素材を使用しているのも特徴だ。
アイテムでは大胆なフリンジ使いが斬新なサンダルとベルトが目立った。モノトーンでありながら、長めのフリンジが揺れることで抜群の存在感を放っている。ドレスにあしらわれたネットからは肌が見え隠れし、セクシーでミステリアスな印象。そこにレザーを合わせることで透明感とくすんだ質感とのコントラストを生み出している。また、シャープな仕立てのジャケットやパンツなどメンズライクなデザインから、トリムショーツやスカートなどセクシャリティを強調するものまで幅広く展開。エッジの効いたアイテムたちは繊細でフェミ二ンに、マスキュリンなデザインには女性らしさをプラスして、モダンなバランスを保ったスタイルを提案した。