2012年9月22日、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)が2013年春夏コレクションをミラノファッションウィークで発表した。披露されたのは、女性が持つ精神的なたくましさと愛らしさを同時に表現するウェア。
カラーパレットは、くすんだピーチやイエロー、ブルー、レッド、アンティークホワイトにブラックでロマティックに。シルエットは、パッドを入れた力強いショルダーラインや、縦長のラインを強調したスリムなスカートやパンツスタイルが今季の特徴だ。
シャープなスタイルから、流れるようなドレープがフェミニンなスタイルまで、上質な素材と精緻な仕立てより美しいシルエットを構築している。そこに、花柄にレースやスパンコール、マクラメ編みやビーズ刺繍など、高い技術を駆使した繊細な装飾が豊かで複雑な表情とつくりだした。
シューズは太いハイヒールのプラットフォームやスクウェアトゥのデザイン。また、今季の注目は「Studio」バッグ。クラシカルなブリーフケースをベースに、トップハンドルとショルダーストラップがついて機能性とシックな美しさを併せ持つ。
クリエイティブ・ディレクターのトーマス・マイヤーは語る。「真面目、セクシー、自由奔放、というように、着こなしを一言で表すのは簡単ですが、その女性の多様な面を表現するとなると、とても難しいものです。今季はそういった境界線をあいまいにし、より複雑なイメージを伝えるようなウェアを目指しました。自分を一言、二言だけでまとめてほしくないという女性のためのウェアが揃っています」。