左から"Flower Market"、"Beach Walk"、"Funfair Evening"
メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)のフレグランス シリーズ第2弾となる"REPLICA(レプリカ)"が2012年10月10日(水)にデビューする。
「レプリカ」とは、 メゾン マルタン マルジェラが見い出したヴィンテージの洋服やアクセサリーを集めたコレクション。今回は、その時代を超えた普遍性をもつコンセプトをフレグランスでも表現した。
香りは3種類。調香師のマスターであるジャック・キャバリエとマリー・サラマーニュは、全ての人が知っている香りをユニークでモダンに作り変えた。それは、私たちの感覚や潜在意識に訴えかけ、古い記憶を呼び覚ますよう。
"Flower Market(フラワー マーケット)"は2011年のパリの花屋が舞台だ。茎を切ったばかりのフレッシュな緑の香りが官能的なフローラルノートを表現。そして透明感のあるフリージアと潤ったグラース産のバラの花びらをクリーミーな香りのサンバック・ジャスミンとチューベローズが包み込む。まさにフラワーマーケットを歩いているような気分になる、爽やかかつデリケートな香り。
母親の優しさのようなノートが印象的な”Beach Walk(ビーチ ウォーク)”では、1972年のイタリア・カルヴィをイメージ。波しぶきのようにフレッシュなベルガモット、レモン、ピンク ペッパーの香りが瞬時に混ざり、輝くようで官能的なイラン・イランが後に続く。そこに、やみつきになりそうなココナッツ・ミルク、ムスク、 ヘリオトロープをプラス。なめらかな中にも少しだけ海水の塩の香りが感じられる。
1994年のアメリカ・サンタモニカをテーマにしたのは、"Funfair Evening(ファンフェア イヴニング)"。甘いキャンディのような香りが、夜風にのって聞こえる笑い声とカラフルなネオンに打ち消される夜を表している。アップルとスターアニスのノートがキャラメルとオレンジ・ブロッサムに加わり、マシュマロのような香りを作り上げる。そこにコントラストとしてムスクやアンバーのほろ苦さを加えて、ソフトでスイートに仕上げた。
ボトルのシルエットは、クラシックな薬局の瓶の容器からインスピレーションを受けた。服やアクセサリーの「レプリカ」コレクションに使われるタグに似せたコットンのラベルが、それぞれの香りを示している。
どこか懐かしくも新しい。そんな不思議な感覚へと誘うフレグランス。
【アイテム詳細】
"REPLICA" Eau de Toilette (100ml)
価格:各¥10,500(税込)
発売日:2012年10月10日(水)
取り扱い店舗:
メゾン マルタン マルジェラ全直営店、およびドーバー ストリート マーケット