大阪・網島町の「太閤園」では、2019年7月1日(月)より敷地内の築山式回遊庭園で「ガーデンイルミネーション かさねの色目〜日本の伝統色〜」を開催する。
関西経済界の雄である藤田傳三郎男爵が、贅と粋の限りを尽くして築造した邸宅を前身とする「太閤園」。その約8000坪もの敷地内にある築山式回遊庭園は、豊かな自然と歴史の重みが息づく場所だ。庭園内には平安時代に創られたとされる大伽藍礎石や、小豆島や生駒山系から運び込んだ自然の奇石、由緒ある石塔や燈籠などが数多く配されており、自然と歴史が融合した見事な造形美が楽しめる。
そんな「太閤園」の庭園では初となるイルミネーションは、日本の伝統色“和色”がテーマ。翡翠色、濃紅、瑠璃色、若竹色など、古来より伝わる伝統色のうち約20色を駆使して木々を照らす「七色に光り輝く鏡の池」のほか、微細なミストで池の水面を覆う事で雲海のように見せる霧の演出、全長約25メートルにおよぶ藤棚をLED照明で彩るイルミネーションなどが、庭園を色鮮やかに彩る。
なお、同イルミネーションは季節ごとに演出内容を変更予定。日本庭園におけるイルミネーションに知見のある島根・松江の「由志園」の協力を得て、数年かけて検証を繰り返しながら完成形を目指していく予定だという。
【開催概要】
太閤園「ガーデンイルミネーション かさねの色目〜日本の伝統色〜」
開催期間:2019年7月1日(月)〜 ※季節ごとに演出内容を変更予定
場所:太閤園 築山式回遊庭園
入場料:2019年は無料(2020年以降有料化予定)
【問い合わせ先】
太閤園 予約係
TEL:06-6356-1110(9:00〜19:00)