2012年11月7日(水)、東京・六本木にある麻布迎賓館でケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)の2013年春夏コレクションが発表された。テーマはシンガポールにある高級ホテルとして有名な「ラッフルズ・ホテル(RAFFLES HOTEL)」。ピアノの生演奏が始まり、ショーがスタートした。ホテルのボーイが幕を開けると、あたかもラッフルズ・ホテルのプールサイドのようなショーの舞台が出現。
シンガポールのイギリス統治時代当時のようなタイトにアレンジしたウェーブヘアに、濃い緑のアイシャドーといった強いヘアメイクで登場したモデルは、ラッフルズ・ホテルに宿泊する貴婦人のよう。オリエンタルな柄や、ウェアやクラッチバッグに施された細かい刺繍が華やかな印象だ。
カラーパレットはビビッドな赤、青、緑。赤い花はチューブトップやワンピースのプリントモチーフ、そしてヘアアクセサリーにも使用された。ゴールドの細いブレスレットを重ね付けしているのもポイント。
ショーの途中で照明が変わり、舞台は一転して夜の情景に。黒のレースのドレスや淡いブルーのチャイニーズ風ブラウス、ピンクのフリンジが付いたワンピースなど、表情が変わる。最後は純白のティアードワンピースが登場。フィナーレにはデザイナー丸山敬太も登場し、舞台劇のようなコレクションが幕を閉じた。