マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)の2020年春夏ウィメンズコレクションが発表された。
今季は、淡いイエローのサンシャインや、グリーンのディジョン、イチジクカラーのフィグ、ペールピンク、オフホワイトなどニュアンスのある色彩を用いて、ブランドが得意とするベーシックウェアを、クリーンかつフレッシュなムードにアップデートしたシーズン。
コレクションにリズムを生んでいるのが、ブラシでペイントを施したかのようなペイントプリント。ハリ感のあるコットンポプリンのシャツワンピースやスカートの上にこのアートワークをあしらい、落ち着きのあるカラーパレットにグラフィカルな表情を与えている。
ウィメンズのキーディテールになっているのが、モノトーンのチェック柄シャツやドレスなどに飾られている、ボックスタックを畳んで寄せた大きなフリル襟。このチェック柄シャツやドレスには、シルクとコットンを織り交ぜたリッチな光沢感のあるファブリックを採用しており、フェミニンなディテールと強さのあるモダンなテキスタイルのコントラストを楽しむことができる。
ボトムスは、ひざ丈のトラウザーやスカートなど軽やかなムードが主流。ロング丈のパンツもくるぶしが見えるようにまくり上げたり、裾にソックスを被せてきゅっと絞ったりして、アクティブな印象へと導いている。足元にも、日本語で鼻緒を意味するトングをデザインしたストラップサンダルや、ソックスとコーディネートしたサボなどを組み合わせ、春夏らしい雰囲気を演出した。