サンローラン(Saint Laurent)2021年春夏メンズコレクションが、ムービー形式で発表された。
サンローランは、クリエイティブ・ディレクター アンソニー・ヴァカレロによるオリジナルムービーを通して、2021年春夏メンズコレクションをバーチャルとリアリティをつなぐ演出で世界同時発表した。ムービー撮影はパリやニューヨーク、北京の各地のシンボルとなる美しい建築物を背景に敢行された。それらにまるで重なり合うように、最新コレクションを纏ったモデルたちが登場。
コレクションのインスピレーション源は、アンソニー・ヴァカレロの独自の視点によりストーリーに反映。今季のファブリック、シルエット、色のコントラストといったキーポイントも、このムービーではエモーショナルに表現されているという。
テーマは「NO MATTER HOW LONG THE NIGHT IS」。夜がどんなに長くとも、情熱というエネルギーは進化し続けるというメッセージが込められている。
ムービーは、サンローランのショーを象徴するエッフェル塔でフィナーレを飾る。これまではショー開始の合図だったライティングが、今季はBGMのように彩りを与え、最新コレクションを華やかに映し出していく。エッフェル塔内では、最新ルックに身を包んだモデルたちが次々に現れ、ゴージャスな夜のランウェイショーが行われている。
最新ルックは、緊張感のあるスリムタイトなスタイルを基調としながらも、素材・柄・シルエットで遊び心を効かせている。サンローランのメンズを象徴するジャケットも、千鳥格子やダイヤなどグラフィカルな柄をあしらい、豊かな表情に仕上げられている。
ボトムスは、どれもクロップド丈で開放的。アラジン・パンツやバルーンパンツのようにふんわりと膨らんだシルエットのスラックスも登場している。フラットサンダルやメッシュのレースアップシューズを合わせれば、春夏らしい爽やかな装いになりそうだ。
これまでサンローランのコレクションを支えてきた、カルチャー的要素も散見できた。パームツリーや南国フラワーのプリントによる西海岸のムードや、ポルカドットに見られるパリシックなスタイル、チャイナボタンが醸し出すアジアンカルチャーの影響、さらにはカシュクールトップスなどからは“着物”や和のエッセンスも感じられた。
厳格なジャケットスタイルでエレガンスを保ちながらも、さまざまなカルチャーとエッセンスを落とし込んで仕上げたスタイルは、斬新さと遊び心を合わせ持っていて、従来のコレクション発表にとらわれない新生サンローランの精神性を表現しているようだ。
サンローラン公式LINEアカウントで「友だち追加」すると、2021年春夏メンズコレクションのフル動画が視聴可能。
URL:https://line.me/R/ti/p/%40376cftcd
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