フット ザ コーチャー(FOOT THE COACHER) 2013年秋冬コレクションは、ブランドのルーツでもあるブリティッシュクラシック、パンク、エレガンスという要素を押し出し、原点回帰。さらにフット ザ コーチャー アクセサリー(foot the coacher accessory)からは、バッグやウェアなどが登場し、シューズブランドでありながらも、ブランドとしての新たな可能性を感じさせるようなラインナップとなった。
プレーントゥのシンプルなブーツは、長めのノーズがシャープな印象。サイドにあしらわれたジップは、脱着のしやすさという機能面だけでなく、クラシカルなムードの中にエッジを効かせていて、ほど良いアクセントになっている。光沢のあるレザーやゴールドの金具で、さりげないエレガントさを演出した。
重厚感たっぷりに仕上がっているのが、スネーク柄のラバーソール。ステッチデザインや、独特の切り換えが個性を発揮。パンクカルチャーを源流に持つラバーソールに、スネークレザーでラグジュアリーさをプラスした、絶妙なバランス感覚が光る一足に仕上がっている。
斬新でインパクトのある二段のウイングチップは、今回多くのモデルで見られるデザイン。強い光沢を放つエナメルと、マットなスエードの好対照は、プレーンなフォルムに落とし込むことで、より引き立つ。ブラックをチョイスすれば、ギミックの効いたデザインでも、コーディネートを選ばない優秀アイテムに。
パンクを語る上で、スタッズは外すことができないエレメントの1つ。今季、様々なアイテムにスタッズが用いられているが、その中でも、つま先に大胆にスタッズを配したブーツの存在感は際立っている。ラバーソールを採用して雰囲気たっぷりだが、どこかストイックさを感じるのは、スタッズやサイドジップまでブラックで統一されているから。臆せず幅広いスタイルに取り入れたい。
アクセサリーラインからは、モノトーンカラーを中心に、バッグやウェアなどシンプルなアイテムを展開。デサント(DESCENTE)とコラボレーションしたウェアは、デイリーユースにぴったりな、さりげないデザインとなった。
フット ザ コーチャーは、イギリスのジョージコックス(GEORGE COX)やトリッカーズ(Tricker's)で活躍した竹ヶ原敏之介が手掛けるシューズブランド。世界各国から取り寄せた最高級素材を用い、伝統的なグッドイヤーウェルト製法をメインに、デザインとマテリアルに最も適した製法で制作している。堅牢でスタイリッシュなデザインを特徴とする。
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