スティングが今年、新作アルバムをリリースすることになった。来年に公演を控えているブロードウェイ・ミュージカル「ザ・ラスト・シップ」の作曲を手掛けたことに触発され、スティングは10年ぶりのレコーディングに踏み切った。今回は、2003年にリリースした「セイクレッド・ラヴ」以来となる。
触発されたミュージカルは、1980年代のスティングの故郷でもある北東イングランドのウォールセンドを舞台にしたもの。スティングは使われなかった楽曲も含めて、そのミュージカルで利用した複数の楽曲を今回の新作に収録する。今回発表された公式声明の中で、「ザ・ラスト・シップ」は「ワルツ・タイムのフォークソングで、キリスト教的イメージが強く打ち出された」作品と表現されている。
現在、バック・トゥー・ベース・ツアーの北米公演を行っている最中のスティングは新作に3年もの歳月をかけている。また、今回は映画「007」シリーズなども手掛けているジョン・ローガンやブライアン・ヨーキーなどともコラボを果たした。通算11枚目のスタジオ・アルバムとなるその新作は、9月にリリースされる予定だ。