コーチ(COACH)がエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターにスチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)を任命したと2013年6月24日(月)に発表。
スチュアート・ヴィヴァースは、2008年からクリエイティブ・ディレクターを務めるロエベを退社し、コーチに入社する。時期については現在未定。
カルバン・クラインでキャリアをスタートし、ボッテガ・ヴェネタ、ジバンシィやルイ・ヴィトンでの重要な役職において多大な貢献をしたことからこの分野における最も優秀なクリエイティブ・リーダーの一人として認められている。
ロエベ以前は、2005年から2008年までマルベリーのクリエイティブ・ディレクターを務め、2006年にブリティッシュ・ファッション・カウンシルのアクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イヤー賞を受賞した。
ヴィヴァースは、コーチのプレジデント兼チーフ・コマーシャル・オフィサーのビクター・ルイスの直属となり、ウィメンズおよびメンズのデザインブランド・イメージ、ストア環境を含む、コーチ・ブランドの全てのクリエイティブに関わる責務を担う。
ビクター・ルイスは、「スチュアートは、世界をリードするアクセサリー・デザイナーの一人として認められています。彼のクリエイティブへの情熱、リーダーシップ力、そして革製品に注力したラグジュアリー・ブランドでの広範な経験こそ、彼がコーチの物語の
次章を導いていくのに最も相応しい資質と言えます。アクセサリーに基づいた、クリエイティブな専門知識を持った彼であれば、複数のカテゴリーやプラットフォームにおいて、コーチの遺産を駆使して革新的な商品とブランドイメージを創り上げることができると確信しています。これによってお客様のブランド経験はさらに高まり、より完全なブランド表現が可能となるでしょう」と述べている。
就任決定に当たり、「コーチは並外れたブランドであり会社であり、私は、コーチの豊かなヘリテージをこれまでずっと賞賛してきました。コーチの変革の次章を導くことができるのを嬉しく思っています」とヴィヴァースはコメントしている。前任のリード・クラッコフは、自身のブランドに専念するため契約を更新しないという決断を下した為、退任する。
■コーチ・インク会長兼CEO/ルー・フランクフォートのコメント
「スチュアート・ヴィヴァース氏の就任は、現在進行中の私たちのブランド変革における重要なマイルストーンとなります。彼独自のデザイン美学とパーソナルなスタイルをコーチにもたらし、すでに構築されているコーチの強力なクリエイティブチームを彼が率いていくことを非常に嬉しく思います。ブランドを進化し続けていくため、彼の幅広く奥深い経験は、ビジネス全般、そして特にデザインチームにとって掛け替えのない資産となるでしょう」