エンビロン(ENVIRON)のスキンケアを知っている？肌が生まれ変わったようなその効果実感からコスメ好きを中心に話題のコスメブランドだ。毛穴、乾燥、ハリなど、肌悩み全般に効果を持つエンビロンのスキンケアだが、デパコスとは異なり、直営店・クリニックなど一部店舗でしか購入できない稀少性から「どこで買えるの？」「エンビロンを始めるには何から買えばいいの？」という疑問も多いところ。

初めてのエンビロン＜入門編ver.1＞ビタミンAケア、A反応について

ここからは、話題のドクターズコスメ「エンビロン」を解説。エンビロン初心者にもわかりやすく、エンビロン製品の歴史、ビタミンAの効果やA反応の対処法などまとめて特集する。

肌悩みの救世主「エンビロン」

エンビロンは、1987年、世界トップ10(※1)の形成外科医デス・フェルナンデス(＝Dr.フェルナンデス)が、南アフリカ共和国でスタートしたドクターズコスメブランド。日本にはあまりなじみがないが、南アフリカ共和国は、紫外線が非常に強いその立地から“サンケア(UVケア)先進国”として知られる国だ。

※1:2014年、米国の富裕層向けサイト“INSIGNIA”において

肌悩みの救世主とも呼ばれるほど、毛穴、乾燥、ハリ不足、シワ…とさまざまな肌トラブルにアプローチできるのは、エンビロンが「ビタミンA」に着目しているから。ビタミンAとは「レチノール、レチナール、レチノイン酸」などと呼ばれる近年注目の成分で、エンビロンは、30年以上前からこのビタミンAの効果に目を向けていた“ビタミンAのパイオニア”的存在といえる。

「ビタミンA＝レチノール」が肌にいい理由

ビタミンAは、“皮膚のビタミン”と呼ばれるほど、健康的な肌作りをサポートしてくれる栄養素。ビタミンAをチャージすると、肌表面だけでなく肌内部までいいコンディションに整えてくれるので、ニキビ、吹き出物といった肌表面のトラブルだけでなく、シワ、シミといった肌内部の悩みにも寄り添ってくれる。

このビタミンAは、本来肌内部に備わっている栄養素でもあるが、紫外線ダメージを受けたりすると、皮膚中のビタミンAが壊れてしまうため、常にビタミンAを補うことが大切だと考えられている。

ビタミンAの豆知識：
ビーチで一日過ごし、たっぷり日やけをした場合、皮膚内のビタミンAは90%以上が破壊されてしまう。その破壊されたビタミンAを正常な量まで取り戻すには、暗い部屋に5日間～1週間も閉じこもらなければいけないと言われる。

ビタミンAのQ&A - A反応の原因や対処法

Q.ビタミンAはたくさん摂れば摂るほどいいの？
しかし、難しいのがビタミンAは“摂れば摂るほどよい”わけではなく、自分の肌状態にあった適量を採らなくてならないところ。初めてスポーツを始めるときに、いきなり上級者コースから始めると、転んだり、ケガをしてしまうのと同じように、ビタミンAケアをスタートするには、初心者コースから始めることがポイントとなる。

いきなり上級者コースからスタートすると、いわゆる“A反応”と呼ばれる「レチノイド反応」が激しく現れることも。この「レチノイド反応」とは、ビタミンAを摂取することで、乾燥、赤み、ニキビ、皮むけなどの症状が現れることを差す。

Q：「A反応」はどうして起こるの？
A反応は、ビタミンAが不足している肌ほど起きるといわれている。健全な肌を保つために必要なビタミンAは、いわば“肌の栄養”のようなもの。紫外線ダメージなどを受けた、ビタミンA＝肌の栄養が足りていない肌に、いきなり高濃度のビタミンAを与えると、枯渇していた部分を補うようにぐんぐん吸収され、久しぶりのビタミンAで満たされた肌は新陳代謝が活発になり、乾燥、赤み、皮むけなどを引き起こしてしまう。