2013年10月1日(火)、アニエスベー(agnès b.)が2014年春夏コレクションをパリファッションウイークにて発表。今年で日本上陸30周年を迎え、4月には5年ぶりにデザイナーのアニエスベーが来日してショーを行ったり、アニエス初の長編監督作品『Je m’appelle Hmmm…』の上演を11月の東京フィルメックスに控えたりと、ここ最近日本でホットな話題をふりまいてくれた。パリの会場にも、モデルの秋元梢や元AKBの篠田麻里子といったジャパニーズセレブが顔を見せた。
ランウェイを囲むように飾られた花々にも負けないほど愛らしく、鮮やかなスタイルが続く。ポップアートのようなパネルを組み合わせたプリントのトップスや、オレンジにピンク、レッドにアップルグリーンを一つのスタイルに盛り込むといった色合わせのルックは、大胆ながらも巧みなスタイリングでまとめ上げられる。フレッシュでグッドルッキングなツイードのパンツスーツや、マカロン色のコート&シャツドレスなどは、品のいいブルジョワガールにぴったり。ロングのノーカラーコートの首元からは、長く長くリボンが垂れ下がり、グレーの落ち着いたトーンの中に隠れたロマンチシズムを香らせる。
コットンを用いたナチュラルなガウンやショップコートにロングスカートを合わせれば、気取らない大人の休日スタイルが完成。曲が変わり、"she's my girlfriend~"の歌詞に合わせてメンズモデルたちも登場。今からプロムパーティーに出かけるような初々しさ溢れるキュートなカップルスタイルを披露した。
ラストを飾った、2体のルック。アニエスベーのように、独自のテイストを一貫して持ったブランドでも民族調を取り入れてきたとなると、春夏にトライバルルックがビッグウエーブを起こすことに確信が持てるような気がする。