G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)の2010S/Sシーズンコレクション。前回の黒をメインとしたコレクションとは対極にある「白」の世界が今回のテーマ。そんな意味で2009A/Wコレクションの続編とも言えるコレクションとなった。
シャープでクール、そしてエッジな女の子を、ソフトとハードを組み合わせた演出で見事に表現。イメージとしては「純粋」を表現しがちな「白」であるが、カウンターカルチャーといったブランドの持つテイスト、支持を集めてきたロックなテイストは健在。ボディコンシャス、柔らかい素材を利用して優しさや女性的な要素も表現したシルエットに対比するように、イヤリングやブレスレッドなどシャープで力強いアクセサリーをバランスよく散りばめられているところがG.V.G.V.らしく、全体的にはシャープなイメージを作り出している。白やシルバー色はもちろんのこと「アイスブルー」も独特な色合いで強い存在感を示している。
「自分を持っている、芯のある女性に着てもらいたい」と語るG.V.G.V.のデザイナーのMUG(マグ)氏。