スタジオジブリ作品の世界観を表現した公園施設「ジブリパーク」が、愛知県の愛・地球博記念公園に誕生。同園内の未利用地や既存施設を再整備し、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」「もののけの里」「魔女の谷」の5つのエリアを設ける。
そのうち、2022年11月1日(火)の開園(第1期整備エリア)を経て、第2期整備エリアの「もののけの里」が2023年11月1日(水)に、「魔女の谷」が2024年3月16日(土)にオープンする。
「もののけの里」は、その名の通り映画『もののけ姫』の和風の里山的な世界観を表現したエリア。作品に登場するキャラクターで猪神の最長老「乙事主(おっことぬし)」の滑り台(対象は小学生以下)や、もののけの神が変貌してしまった巨大な怪物「タタリ神」のオブジェなどが設置される。
作品内の建物をモチーフにした「タタラ場」は、体験学習施設。開園当初は、地元の郷土料理として親しまれている「五平餅」作り体験を楽しめる(別途有料)。
「もののけの里」には、休憩所も登場。この建物は、2005年の愛・地球博の頃に「サツキとメイの家」の隣に建てられた管理棟を移築したものだ。エリアの雰囲気に合うよう、石置屋根にアレンジした。建物内では、「もののけの里」オリジナルグッズのほか、ラムネやレモネードなども販売している。
一方、ヨーロッパ風の雰囲気を味わえる「魔女の谷」は、『ハウルの動く城』や『魔女の宅急便』など魔女を題材とした作品にちなんだエリアだ。
まず最初に目を向けたいのは、『ハウルの動く城』に登場する「ハウルの城」がそのまま出てきたような建物。中では、大きな炉のある居間やハウルの寝室などを鑑賞できる。
「魔女の谷」には、『ハウルの動く城』の主人公・ソフィーが切り盛りする帽子店をイメージした「ハッター帽子店」も登場。2階建ての館内には、物語の中に入り込んだような気分が味わえそうな、ソフィーの作業場が用意されている。
『魔女の宅急便』をモチーフにした建物は、物語の主人公・キキが育った家「オキノ邸」を用意。館内にキキの部屋や魔女の店ができることに加え、緑豊かな庭園も整備される。
キキと黒猫・ジジが暮らすパン屋をモチーフにした「グーチョキパン屋」もオープンするので、ぜひこちらもあわせてチェックしてみてほしい。
『魔女の宅急便』のトンボや『天空の城ラピュタ』のパズーは、いずれも空を飛ぶことに憧れを抱いていた。そんな少年の家をイメージした建物「飛行機乗りの塔」は、子ども向けの遊び場となる。