2010年、ファッションブランド「バーバリー(Burberry)」がインポートビジネスを拡大し、ラグジュアリーノンアパレル市場への参入を本格化する。これに伴い、4月28日、路面店では2店舗目の「バーバリー銀座マロニエ通り」をオープンすることを発表した。
ノンアパレルはバーバリー社において急成長を遂げている分野。2009年上半期の売上は前年同期比115%、総売上に対するシェアは31%、うちハンドバッグのシェアは50%にまで昇り、アウターウェアと並ぶビジネスの中核にまで成長しているという。
バーバリーは、世界有数のラグジュアリー市場である日本の長期的なブランド強化戦略として、ノンアパレルを主軸としたインポートビジネスの確立、拡大を掲げている。この戦略に基づき、2008年11月にはバーバリー・インターナショナル株式会社を設立、2009年、表参道路面店および百貨店インショップオープン。2010年も全国百貨店にインショップを強化し、全国規模でのネットワーク構築に向けて急速に店舗網を拡大している。
また、4月28日には路面第2店舗目となる「バーバリー銀座マロニエ通り」をオープン。売場面積約400平方メートル、2層の新路面店では、インポートのノンアパレル、クラシックなトレンチコートの品揃えに加えて、デニムやアウターを中心としたウェアの新ライン「バーバリーブリット」をマロニエ通り店限定で展開する。
なお、日本国内でのバッグ、革小物の企画、生産、販売に関するライセンス契約は2010年6月末をもって終了。直輸入商品に一本化する他、これまで全国百貨店の平場において展開していた婦人マフラー並びにスカーフの販売を本年春夏シーズンに終了し、それ以降は直営路面店ならびにインショップの品揃えの一部として集約する。