ミューラル(MURRAL)と京都の陶芸スタジオ「トキノハ(TOKINOHA)」のコラボレーションによる花器が、2022年6月11日(土)・12日(日)、渋谷で開催されるフィッティングサロンにて発売される。
ミューラルが、デザイナーの村松と関口がものづくりの姿勢に共鳴した職人とともに新たなものづくりを展開するブロジェクト「ギフトコレクション(Gift Collection)」をスタート。その第1弾として、日常に溶けこむ温かみのある陶芸を手がける「トキノハ」とコラボレートする。
ミューラルは2022年春夏コレクションにおいて、ロバート・メイプルソープの写真『Flower's』を着想源に、一輪差しの花がもつ優雅な佇まいを描きだしている。トキノハとのコラボレーションでは、同スタジオが展開する一輪挿しの花器「ツク(TUKU)」をベースに、ミューラルを象徴するレース柄を表現。シンプルで温かみのある花器に、ミューラルの繊細な世界観を反映させた。
「ツク」のコンセプトは、「部屋をいろどる、壁にくっツク花器」。細長い筒状のデザインであり、壁にピンをさして、簡単に花器を飾ることが可能だ。本コラボレーションでは、さまざまな種類の花や部屋の雰囲気にマッチするよう、デイホワイト、ナイトブラックの落ち着いた2色で展開する。
なお、花器にはフラワーショップ「エデンワークス(edenworks)」がミューラルの展示会で装花したドライフラワーを活用し、1つづつ丁寧に同梱。デイホワイトにはレッド・ピンク系のドライフラワーかバラが、ナイトブラックにはグリーンのドライフラワーを組み合わせた。
ミューラルとトキノハのコラボレーション花器ができるまでの製作過程を、写真とともに紹介。花器にのせた柄は、2022年春夏で用いられた、デザイナーによる手描きの刺繍の模様をアレンジして使用。ミューラルならではの刺繍の表情さはそのままに、花器にも映えるよう大胆さと繊細さを両立させて描きだした。
一方、ベースとなる花器「ツク」は、タタラ成形によって作られる。タタラ成形とは、板状にした粘土「タタラ」を木製の筒に巻き付け、底を付けて成形する技法だ。タタラ成形の器は、巻き付けた部分がほかの部分と比べて分厚くなり、乾燥のスピードに差が出るために形が曲がりやすいが、乾燥方法を工夫することで曲がることを軽減している。
通常の「ツク」では、乾燥、素焼きののちに釉薬を掛け、1,230度で焼成して完成となる。しかし、今回のミューラルとのコラボレーションでは、焼成後に刺繍レースの柄をプリントしたシートを手作業で貼り付け、800度で再び焼成することで模様を焼き付けている。こうした工程を経て、コラボレーションの花器が出来上がるのだ。
ミューラル×トキノハ「TUKU single flower vase」
発売日:2022年6月3日(金)19:00
取扱店舗:ミューラル オンラインストア
※2022年6月11日(土)・12日(日)、渋谷で開催されるフィッテングサロンでも販売
価格:8,800円
カラー:デイホワイト、ナイトブラック
※フラワーショップ「エデンワークス(edenworks)」のドライフラワーを同梱
■フィッティングサロン
期間:2022年6月11日(土)・12日(日)
場所:OZstudio 渋谷東
住所:東京都渋谷区東1-25-5 フィルパーク渋谷東 3F