バーバリー(BURBERRY)が、バーバリー プローサム 2014-15年秋冬コレクションをロンドンファッションウィークで発表。客席には俳優のブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)やファッションアイコンのオリヴィア・パレルモ(Olivia Palermo)など多くのセレブたちが姿を見せ、会場を賑わせた。
20世紀初頭の英国アーティスト集団「ブルームズベリ―・グル―プ」の活動拠点チャールストン・ファームハウスの内装デザインが、今季のインスピレーション源。イギリスのカントリーサイドに位置するこの家は、すべての家具や壁に彼らの絵画が描かれ、まるで美術館のような空間だという。
ハンドペイントで描かれたフラワー柄、ラグや壁紙からヒントを得た大ぶりなモチーフが主役となったコレクション。軽やかでフェミニンなシルクドレス、チュールレースのドレスに、重厚感のあるシャーリングやブランケット素材のアウターを合わせた装いを提案。スカーフを重ねて、ベルトでウエストマークした着こなしも目立つ。歩くたびに揺れるスカーフは、エレガントな雰囲気を漂わせた。
また今シーズンは英国製のアイテムにより一層フォーカスしている。トレンチコートのコットンギャバジンのポンチョケープ、スコットランド製のブランケットのジャケットなど、イギリスならではの伝統的な素材を使用した。
バッグやシューズにも色とりどりのモチーフが。ラージサイズのバッグにもハンドペイントがなされているほか、バーバリーチェックやラグの模様もプリントされ、全身で芸術的なムードをアピールしている。
そしてショーでは、ロンドン出身ののシンガーソングライターのエド・ハーコート(Ed Harcourt)と、注目女性シンガーのパロマ・フェイス(Paloma Faith)がライブでパフォーマンス。イギリスの伝統的な要素と、当時のアーティストたちのアイディアがつまったコレクションは、生演奏でより一層華やかに演出され今季の幕を閉じた。