「乗鞍山麓五色ヶ原の森」は、日本百名山の一つ、乗鞍岳の山麓に位置する森で、中部山岳国立公園の南端に広がる、約3,000 ヘクタールの広大な森林地帯。乗鞍岳は日本で19番目に高く、中部山岳国立公園(1934年に指定)の山岳地帯にあり、岐阜県と長野県にまたがる。主峰剣ヶ峰3,026mをはじめとする2,000m以上の山が連なる複合火山で、それらを総称して乗鞍岳と呼んでいる。
名前は、麓から見た山が馬の鞍に似ていることから由来し、「位山」「愛宝山」「騎鞍ヶ嶽」「朝日岳」などとも呼ばれていた。
認定ガイド(森の案内人)の同行なしでは入山できず、入山人数の制限を設けるなど、国内でも先駆けといえる本格的なネイチャートレイルエリア。この取り組みにより、ありのままの大自然が残されている。エリアの中では、雄大な滝や渓流、池、湿原が点在し、多彩な自然に触れられる。また、五色ヶ原の自然を熟知した森の案内人(認定ガイド)と一緒に歩くことで、今まで気づかなかった自然の面白さや不魅力を知ることもできる。