ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)は、メゾンとバレエとの深い絆を讃えるハイジュエリー「バレエ プレシュー」コレクションより新作を発表。
ヴァン クリーフ&アーペルとバレエ芸術とのつながりは古く、始まりは1920年代まで遡る。1940年代初頭には、メゾン初となるバレリーナ クリップが誕生し、瞬く間にヴァン クリーフ&アーペルのシグネチャーとして知られるようになった。
そんなメゾンとバレエの長い絆を讃えるべく、2007年に誕生したのが「バレエ プレシュー」コレクションだ。ヴァン クリーフ&アーペルが誇るサヴォアフェールのもと、宝石とゴールドによって繊細な動きや優美な衣装を忠実に再現したジュエリーは、ロマンティックなクラシックバレエの名作を思い起こさせる。
「バレエ プレシュー」コレクションに、新たに仲間入りするジュエリーは、クラシックバレエのレパートリーや著名なバレリーナに敬意を表した10点のバレリーナ クリップ。『ジゼル』、『ナイチンゲールの歌』、『眠れる森の美女』、『火の鳥』といった名作を舞うバレリーナが表現されている。
例えば、ロマンティックバレエの最高峰、悲劇的な愛の物語『ジゼル』では、ヒロインのジゼルをフィーチャー。なかでも、ジゼルのモチーフとなった人物であり、1841年の初演の際にジゼルを演じたカルロッタ(カロンヌ)・グリジにオマージュを捧げた。スカートには、細かい畝が刻まれ、ダイヤモンドが縦のラインに並べられることで、チュールのチュチュが繊細に表現されている。
また、ハンス・クリスチャン・アンデルセン作の童話を原作とするオペラ『ナイチンゲールの歌』をイメージしたバレリーナ クリップは、ポワント(爪先で立つこと)で優雅にバランスをとる女性の姿を描いた。優しく曲げられた左腕には、小さな鳥がとまっている。
『火の鳥』から着想を得たクリップは、セルゲイ・ディアギレフが率いるバレエ・リュスが創作した舞台装飾を彷彿とさせるデザインに。1910年初演当時のイエローとオレンジの羽根で覆われた衣装をモチーフとし、スカートの裾に向かって放射状にエングレービングが施され、羽根が表現されている。
そのほか、パブロ・ピカソが舞台装飾を手がけたことでも有名な作品『パラード』を着想としたクリップは、スターセッティングの宝石やバゲットカット ダイヤモンドなどによって、ピカソならではの風変りな世界を投影。
シャルル・ペローの同名の童話を題材としたバレエ『眠れる森の美女』の第1幕のワンシーンを彷彿とさせる、優美なダンス・アダージオを踊るバレリーナのクリップなども展開される。
【詳細】
「バレエ プレシュー」コレクション
発売時期:2023年12月~
【問い合わせ先】
ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク
TEL:0120-10-1906