映画『ルート29』が、2024年11月8日(金)に公開される。主演は綾瀬はるか。
映画『ルート29』は、ひとりぼっちの主人公トンボが、風変わりな女の子ハルを連れ出して旅に出るという不思議な感動ロードムービー。旅の道中で奇妙な人たちと出会い、少しずつハルとの絆も深まることで、空っぽだったトンボの心に喜びや悲しみの感情が満ちていく様を描いている。
劇中では、トンボとハルの出会いに始まり、国道をひた⾛るオンボロ⾞、湖でのカヌー漕ぎなど、ひと夏の旅の楽しさを感じさせる場面を描写するとともに、2人の心の葛藤や切なさも見て取ることができる。また、⿃取砂丘や緑深き森、神秘的な湖といった⽇本の原⾵景と、外国の絵本を彷彿させる映像世界も見所となっている。
主人公のトンボを演じるのは、『リボルバー・リリー』や『レジェンド&バタフライ』など、アクションやラブストーリー、時代劇、コメディなど様々なジャンルで活躍し続ける綾瀬はるか。トンボと旅に出るハルは、『こちらあみ子』で役者デビューを果たした大沢一菜が演じる。
主人公・トンボ…綾瀬はるか
本名はのり子。清掃員の女性。他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできずにひとりぼっちでいる。
ハル…大沢一菜
風変わりな女の子。トンボと共に旅に出る。
木村理映子…市川実日子
ハルの母親。病院で出会ったのり⼦に「姫路にいる私の娘をここに連れてきてほしい」とお願いする。
赤い服の女…伊佐山ひろ子
森の父…高良健吾
森の少年…原田琥之佑
じいじ…大西力
牧場の大きい男…松浦伸也
中井亜矢子…河井青葉
時計屋のおばあさん…渡辺美佐子
監督・脚本を務めるのは、本作が『こちらあみ子』に続き長編2作目となる森井勇佑。映画『ルート29』は、詩人・中尾太一の「ルート29、解放」にインスパイアされ制作したもの。映画の舞台にもなった姫路から鳥取を結ぶ1本道の国道29号線を約1か月間かけて旅をし、脚本を完成させた。
主題歌は、Bialystocksの書き下ろした楽曲「Mirror」。本編音楽もBialystocksが手掛けており、自由を感じる音楽でハルとトンボの旅路を彩っている。
⿃取の町で清掃員として働いている⼥性・のり⼦は、いつもひとりぼっち。ある⽇、仕事で訪れた病院で、⼊院患者の理映⼦から「姫路にいる私の娘をここに連れてきてほしい」と頼まれた彼⼥は、何かに突き動かされるように姫路へと向かう。
のり⼦が⾒つけることができた少⼥・ハルは、森の中で秘密基地を作って遊ぶ⾵変わりな⼥の⼦だった。初対⾯ののり⼦の顔を⾒て、「トンボ」というあだ名をつけるハル。さまざまな⼈たちと出会いながら、姫路から⿃取まで⼀本道の国道29号線を進んでいく2⼈の旅がはじまった。
【作品詳細】
映画『ルート29』
公開日:2024年11月8日(金)
監督・脚本:森井勇佑
出演:綾瀬はるか、大沢一菜、伊佐⼭ひろ⼦、⾼良健吾、原⽥琥之佑、⼤⻄⼒、松浦伸也、河井⻘葉、渡辺美佐⼦、市川実⽇⼦
原作:中尾太一「ルート29、解放」(書肆子午線)
主題歌:「Mirror」Bialystocks(IRORI Records / PONY CANYON)
配給:東京テアトル、リトルモア