ディオール(DIOR)は、麻布台ヒルズに新たなディオール ブティックをオープンする。
これまでファッションショーや展覧会といった機会を重ね、日本との絆を深めてきたディオール。そんなディオールにとって特別な場所でもある日本に、新たな大型ブティックをオープンする。
来店者を迎えるファサードは、幾重にも重なる繊細な糸があしらわれた、オートクチュールドレスのプリーツを思わせる美しい佇まい。まるでアートのような花びらによって彩られた店内には、「なぐり」の技法で彫られたパネルや、織物の技巧を彷彿とさせる「和紙」など、日本の職人技が散りばめられており、落ち着いた和の雰囲気を感じさせる。
また、屋上にはグランヴィルのレ・リュンブ邸を彷彿とさせるガーデンを設けた。なお、建築は隈研吾が担当した。
店舗を彩るラインナップの中でも、まず注目したいのは2024年春夏 コレクションから登場する限定ウェアとバッグ。
コートとスカートには、クリスチャン・ディオールが最初のブティックをオープンした、当時のパリの街並みをモノトーンで配した「プラン ドゥ パリ」のプリントを採用している。また、エッフェル塔をモチーフとした「ブラート パリ」プリントのリネンニットも登場する。
人気のアイコンバッグ「レディ ディオール」は、ピュアなホワイトを基調に、占星術を愛したクリスチャン・ディオールへのオマージュを捧げる星座のモチーフをゴールドカラーで散りばめた。フェミニンでポエティックなデザインは、ひときわ特別感が感じられる。
そのほか、2024年春夏シーズンのバッグ、シューズ、さらにファイン ジュエリーの充実したラインナップに注目だ。
バッグの新作には、イタリアのアーティスト、ピエトロ・ルッフォが描く、四季を彩る花にフォーカスしたデザインの「ブックトート」が登場。
さらに、ラグジュアリーな魅力にあふれた「レディ ディオール」や、メゾンを象徴する幾何学的な“カナージュ(格子)”パターンを繊細なキルティングで表現した「ディオール カロ」など、豊富なバリエーションが取り揃えられている。