オーラ・カイリー(Orla Kiely)がロンドン・ファッション・ウィークの初日、メイン会場のサマーセット・ハウス(somerset House)にて2011年春夏コレクションをフィルム・プレゼンテーション形式で発表した。
今回ショート・フィルムを監督したのはソフィア・コッポラの姪で写真家のジア・コッポラ。「オーラのスタイルはとても60年代っぽくて、そのルックを"Blow-up"(邦題:『欲望』)"や"Darling"のような映画にインスピレーションを得ながらリクリエイトするのはとても楽しかったわ。」とジア・コッポラは語る。
フィルムのスタイリングを担当したのはロンドンの人気ファッション誌『Lula』編集長リース・クラーク Leith Clark。「ジアと私はずっと一緒にできるプロジェクトを探していたの。ジアのフィルムメイキングのスタイルにオーラ・カイリーの世界観が出会ったことで、本当に夢のような作品に仕上がったわ。」と語る。
スウィンギン 60'sのロンドンの気分に、オーラらしい現代的な息吹を吹き込んだようなフレッシュなコレクション。暗めのピンクやオレンジにネイビーやクリームが好対照をなす。ミントやマスタードイエローのドレスやペンシルスカートを含め、春夏らしい軽やかさに甘さが加わる。主なインスピレーション源がミュージカル"Le Demoiselles de Rochefort"(邦題:『ロシュフォールの恋人達』)に登場するカトリーヌ・ドヌーヴCatherine Deneuveと彼女の姉のフランソワーズ・ドルレアックFrancoise Dorleacであるというのも頷ける。
また、オーラ・カイリーは今シーズン初めて、アーカイブのプリントをモチーフとしたサングラスを発表。