映画『ホワイトバード はじまりのワンダー』が、2024年12月6日(金)より TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開される。
映画『ホワイトバード はじまりのワンダー』で描かれるのは、2018年公開の大ヒット映画『ワンダー 君は太陽』のもうひとつの物語。『ワンダー 君は太陽』では、遺伝子疾患により風変わりな容姿を持って生まれた男の子・オギーが主人公であったのに対し、本作の主人公はなんとオギーをいじめた少年・ジュリアンだ。
『ワンダー 君は太陽』の原作者R・J・パラシオは、映画の公開後、いじめた側の救済まで描かなければ「ワンダー」の世界は完結しないと考え、小説「ホワイトバード」を執筆。そんな原作者の決意に胸を打たれたプロデューサーたちが再集結し、アナザーストーリーの映画化に至ったという。
主人公・ジュリアンは、オギーをいじめたことが原因で退学処分となり、自分の居場所を見失っていた。そんなジュリアンを見かねて手を差し伸べるのは、もうひとりの主人公であるジュリアンの祖母・サラだ。
孫の行く先を心配したサラは、ジュリアンを正しい道に導くため、自身が少女時代に経験したナチス占領下のフランスでの記憶を語り出す。サラが封印していた“衝撃の過去”、そしてサラの過去を聞いたジュリアンの決断に注目だ。
いじめっ子だったジュリアン役は、『ワンダー 君は太陽』よりブライス・ガイザーが続投。祖母・サラ役は、映画『クィーン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンが務める。
監督は、『プーと大人になった僕』や『オットーという男』、『007/慰めの報酬』など、多彩な作品を手掛けるマーク・フォースターが担当する。
いじめによって学校を退学処分になったジュリアンは、自分の居場所を見失っていた。そんな中、ジュリアンの祖母のサラがパリから訪ねて来る。あの経験で学んだことは、「人に意地悪もやさしくもしない。ただ普通に接することだ」と孫の口から聞いたサラは、「あなたのために話すべきね」と自らの少女時代を明かす。
時は1942年、ナチス占領下のフランスで、ユダヤ人であるサラと彼女の両親に危険が近づいていた。サラの学校にナチスが押し寄せ、ユダヤ人生徒を連行するが、サラは同じクラスのジュリアンに助けられ、彼の家の納屋に匿われることになる。クラスでいじめられていたジュリアンに何の関心も払わず、名前すら知らなかったサラを、ジュリアンと彼の両親は命がけで守ってくれる。日に日に二人の絆が深まる中、終戦が近いというニュースが流れるのだが……。
【作品詳細】
映画『ホワイトバード はじまりのワンダー』
公開日:2024年12月6日(金)
監督:マーク・フォースター
脚本:マーク・ボムバック、R.J.パラシオ
出演:アリエラ・グレイザー、オーランド・シュワート、ブライス・ガイザー、ジリアン・アンダーソン、ヘレン・ミレン
原題:White Bird
配給:キノフィルムズ