「シャネル(CHANEL) N°5」ー1921年メゾン最初のフレグランスとして誕生した「N°5」は、100年以上経た今なお、シャネルのアイコンとして愛され続け、世界で最も有名なフレグランスのひとつだ。
「シャネル N°5」の誕生当時、フレグランスと言えば、単一の花の香りを再現するのが当たり前。ボトルデザインも装飾的で華美なものが多く、直線的なラインを基調にした「シャネル N°5」のミニマルなデザインは、革新的で女性たちを虜にした。
「シャネル N°5」が目指したのは、“女性そのものを感じさせる、女性のための香水”。合成香料アルデヒドとジャスミンなどの花々を組み合わせるレシピから、特定の花の香りと断定できない抽象的な香りが生まれた。
また、フレグランスの名前に隠されたエピソードもユニーク。数秘術や占星術に夢中だった創立者ガブリエル・シャネルは、大胆にもフレグランスの名前に、自身のラッキーナンバー「5」を起用。偉大なファッションメゾンとは結びつきにくい、チャーミングなストーリーは、ますます「シャネル N°5」の世界に女性たちを引き込んでいく。
そんな心をくすぐるエピソードをたくさん秘めた「シャネル N°5」の世界を描いたムービー『SEE YOU AT 5』が公開。2分20秒とショートフィルムさながらの長尺で、シャネルのアイコニックな香りの世界がモダンに映し出される。
主演は、女優でありプロデューサーのマーゴット・ロビー。メガホンを取るのは、映画『君の名前で僕を呼んで』で脚光を浴びたルカ・グァダニーノ監督だ。
ムービーの中では、マーゴット・ロビー演じる主人公の恋にまつわるストーリーが描かれる。愛する彼へメッセージを残す彼女。「シャネル N°5」と赤いスカートスーツを身にまとい、車に乗り込んで彼のもとへ向かう。
しかし、彼もまた「会いたい」という気持ちから、彼女のもとへと向かい、二人はすれ違ってしまう…。期待に満ちた出会いは叶わないのに、落胆することなく、満ち足りた笑顔のマーゴット。好きな人を待つのではなく、会いにいく。パワフルで芯があり、自らの足で前に進む「シャネル N°5」を体現化した女性が描かれている。
『SEE YOU AT 5』の制作を終えたマーゴットは、自ら演じた役について「まさにシャネル N°5らしい女性像」と表現。「大人の女性になって香水をまとえるようになることが楽しみだった」と幼少期から香水ラバーだった彼女は、演じる役柄に合わせてフレグランスを選んでいるというエピソードトークも披露している。同時に『SEE YOU AT 5』について、また「シャネル N°5」について語るマーゴット・ロビーのインタビュー動画も公開。
なお、シャネルは「N°5」のムービー公開とともに、2024年クリスマスに向けて、限定パッケージのフレグランスを発売。“雪の結晶”デザインは今だけの限定アイテムなので、新フィルムとともにこちらも併せてチェックしてみて。
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