ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)の2025年春夏ウィメンズコレクションが発表された。
ジョルジオ アルマーニの2025年春夏コレクションでは、ビジョンと追憶に満ちた時代を巡る“旅路”を表現。数々の映画の舞台として、また人生を変える出会いのきっかけの場として、そして人々の憧れや夢を象徴するニューヨークにオマージュを捧げつつ、様々な時代のスタイルや着こなしを融合させたルックを提案する。
目を惹くのは、どこか東洋的で、砂漠に吹く風の情景を思い起こさせるドレスたち。1930年代の、長く柔らかなドレスのシルエットにインスパイアされており、ラメやビーズで煌めくシアーな素材が軽やかに風に揺れる。
シルクやサテン、リネンなど、使用された素材はいずれも軽やかで艶やかな質感を持つ。特に、フランス語で「貴婦人の私室」を意味し、女性がリラックスするためのプライベートルーム、ひいてはそこで過ごすためのウェアを示す“ブドワール”風に仕立てたサテン生地のスーツ。リラックスした心持ちで旅に出るのか、はたまたこれから訪れる夜に備えようというのか、いずれにしても夜の訪れを思わせるようなルックとなっている。
特別な夜に着用したいイブニングウェアは、ジャカード織りや刺繍で彩って。繊細な模様が刻まれたドレスやジャケット、タンクトップ、スカートには、スパンコールやビーズなどの装飾も組み合わせ、デコラティブに仕上げている。
それぞれのルックに合わせたアクセサリーにも注目。つばの広いマスキュリンなハット、頭に巻いたスカーフ、大ぶりのピアスやネックレスなどが目を惹いた。