ミラノ・ファッション・ウィークにて発表されたアントニオマラス(ANTONIO MARRAS)の2011年春夏コレクション。今期のテーマは「Bright Star」で、愛しい恋人に宛てたキーツの詩からインスピレーションを受けている。
キーワードは「ミックス」。自由でソフトなドレープのラインのロングドレスやオーバーサイズのパンツは、洗いざらしのリネンやコットン、レース等異なる素材が組み合わせがポイント。そこにさらにシースルーの布地が加わって、軽やかさと女性らしさを与えている。マラスらしいデリケートな色で彩られた刺繍やプリントが華麗だ。オフホワイト、墨のような黒、サンドベージュ、サーモンピンク、れんが色が、春の訪れの喜びを思い出させる。
フィナーレでは花吹雪の大砲が発射され、モデル達が、白い蝶や花が舞い落ちる中拍手喝采で迎えられていた。