ガッツダイナマイトキャバレーズ(GUT'S DYNAMITE CABARETS)の2011年春夏コレクション。「BUNNY ROCK」をテーマとし、淡い色あいやサテンなど柔らかい素材で持ち前のロックテイストにウサギからイメージされる優しい雰囲気を落とし込んだコレクションとなった。黒と原色を主なカラーパレットにしていた従来とは異なり、ネイビーやベージュ、チェックのアイテムも多数登場。ドレープが綺麗に出ているブラウスやフリルを施した水色のワンピースなどが印象的だ。
一方トラとドクロのモチーフをあしらったキャメルのレザージャケットやスタッズ満載のライダースジャケット、レオパード柄のセットアップなどインパクトのあるロック要素も健在。デコルテラインから首もとのタトゥも全体のコーディネートのポイントとなっている。
また日本を代表する演歌歌手・小林幸子氏がギャルメイクを施してモデルとして登場するサプライズもあり、会場を沸かせた。小林幸子氏の代表曲「雪椿」をBGMに紙吹雪を降らせるというフィナーレについて「夏の空に雪が降ったら願いが叶う」と幼少の頃聞いたエピソードを基にしたとデザイナー・キャバレーアキ氏。小林幸子氏を起用した理由についても母親が好きだからと語っており、人情味の溢れるコレクションとなった。