フリーダ:今朝、初めて被災地を見学しました。3年前に起こった惨事、私たちはテレビやインターネットでしか見ることができませんでした。実際に現場に行かなければ分からないことがあるのだと感じ、また自然には逆らえないのだと思いました。数か所見学しましたが、どこに行っても家があり、多くの人が住んでいたということを 想うと、非常に感無量になりました。
フリーダ:ユネスコという素晴らしい団体とともに私たちが支援活動を続けているわけなのですが、実際にどういうことが行われているかこの目で見ることができました。何かを始めなければという想いがあり、皆様とお会いする機会があって、本当によかったなと思います。皆様は小さなバッグを作っていらっしゃいますが、その姿を見れたということが今回私が日本に来た、一番のギフトだと感じています。
ディ・ マルコ:いくつかサポートしているイニシアチブやプランがあるのですが、常に我々は“子供”そして“女性の権利”にいつもフォーカスしています。将来を担う子供たちのため、日本ユネスコ連盟という素晴らしいパートナーと今回このような活動をさせて頂いております。
フリーダ:グッチというブランドで考えたとき、それは人気のあるブランドですし、パワフルなブランドです。数秒で瞬時にSNSなどを通じて、多くの方と繋がることができます。すぐにコミュニティをつくるパワーもあります。
ユネスコ事務局長からもお話がありました通り、ユネスコやユニセフとグッチは協力関係にあります。そのため私は先日ブラジルにも行きましたし、それから中国の病院などを訪問するなど、様々な活動をさせて頂きました。
でも特に、教育、子供、女性の権限にフォーカスを当てています。ファッションで何ができるかというと、ネームバリューがあれば、例えばセレブの方の力を借りて、お客様以外のコミュニティともすぐにつながることができると思います。
これは実際に私が行ったことですが、限定のプロダクトを作り、それを震災プロジェクトに全額寄付をするということもできました。ファッション業界だけではありませんが、こういった商品による支援もできるのではないかと思います。