ルイス グレイ(Louise Gray)がロンドン・ファッション・ウィークにて発表した2011年春夏コレクション。コレクションタイトルは「GET SOME STUFF」。
カリブ海の島国、トリニダード・トバゴ共和国 の民族文化、アルベール・カーン(Albert Khan)が集めた写真や写真家アンドリュー・ムーア(Andrew Moore)の作品、ダッシュ・スノウ(Dash Snow)やジェニー・ホルツァー(Jenny Holzer)、スティーブ・ビショップ(Steve Bishop)のアート作品からインスパイアされた。
グレイならではのクラフト感覚によって生まれる独特のエネルギッシュなスタイルは今期も健在で、結び目による装飾と、ドレープ、そして多様な素材の組み合わせがポイント。蛍光カラーがポイントの鮮やかなハンドプリント、インドのミラーワークそして太いストライプ柄がにぎやかに組み合わされた楽しいドレスやジャンプスーツが次々登場。足元や首元、トップスに結び付けられたカラフルなリボンや羽飾りのようなヘッドピースが、まるでオペラ魔笛に登場するパパゲーノのよう。
ロンドンファッション界の期待の若手デザイナー「NEW GEN」の一人にして選ばれて3シーズン目の今期、初めてソロでのキャットウォークショーを行った。今後の活躍が期待されている。