クリスチャン ダダ(CHRISTIAN DADA)が初の単独ショーとなる2011-12年秋冬コレクションを発表した。今回のコレクションは、戦国時代をインスピレーション源に激動の日々を現代のファッションに投影した。震災前から決めていたというテーマである “GLEAM(かすかな光)”は被災した方々への光、兆しになるようにとデザイナー森川まさのり氏は今回ショーを決行した理由として語る。
ウィメンズコレクションでは、芯のある強い女性像を描くためにボディコンシャスなワンピースやワイドパンツが多く見受けられた。黒地に金と緑のジャカード織のワンピースや白地に赤、黒、青で墨汁をにじませるように色付けされたワンピースにより、日本の戦国時代が華やかにモダナイズされる。また、レース素材にビニール素材やレザーをプラスして女性のフェミニンさを残しつつ力強さが融合された。
メンズコレクションにおいては、カブトをイメージして作られたヘッドピース、ブラックデニムパンツやシューズの全面にゴールドやシルバーのスタッズをうち、クラッシュデニムにさし色の赤で戦国時代の力強い男性像が表現された。