ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)の2016-17年秋冬ウィメンズコレクションが、2016年2月28日(日)に発表された。
“むかしむかしあるところに…。”女の子なら誰でも、幼き頃に夢見たプリンセス物語。ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナのデザイナーデュオが選んだ、今季のミューズは、華やかなドレスに身を包むお姫様たちだ。ステージ中央には大きな絵本やカボチャの馬車が設置され、会場をドリーミーな空間に演出!
ショーのはじまりは、王子さまの登場から。ゴールドやシルバービジューでデコレーションしたジャケットとクロップドパンツを合わせて“ハンサムルック”を完成させている。
そこからは、ドレスをキャンバスに様々なロマンティックストーリーが綴られる。お姫様を助けてくれる、7人の小人や小さなネズミたちは、刺繍やアップリケで表現され、洋服の上をのびのびと動きまわり、お姫様の周りを囲むリンゴや、ティーパーティーのセットは、プリントやエンブロイダリーによって、命が吹き込まれる。小さな頃に見た、絵本やアニメーションの夢の世界が、ファッションという名の魔法によって、現実世界へ。
装いは、どれもキラキラとしていてチャーミング。球体のようなパフスリーブ、ダイヤモンドのように輝くビジュー、大きく立体的な花モチーフが、フレアなラインの中に現れる。
こんなファンタジックなストーリーと歩みを合わせて進むのは、キッチュな動物たちのお話だ。ウェストシェイプのクラシカルワンピースに、たくさんのネコたちが顔出し、ビックサイズのコートには、テディベアたちが仲良く並んで微笑んでいる。
注目の小物は“つけ前髪”的なユニークなヘアアクセサリー。モデルの髪色は無視して、色を選ぶのがセオリーらしく、ダークヘアの子がブロンズやピンク色の“前髪”になっている。