アジアンファッションミーツトーキョー(Asian Fashion Meets TOKYO)の2016-17年秋冬コレクションが、2016年3月16日(水)、東京・渋谷ヒカリエで発表された。
2つのインドネシアブランドによる、合同ランウェイショーに参加したのは「Byvelvet」と「ノルマ モイ(Norma Hauri)」。各ブランドがそれぞれにテーマを設定し、コレクションを展開した。
“次世代の女性のためのワードローブ”を意識した「Byvelvet」のコレクション。強い女性像を感じさせるブラックとダークブルーを中心にパレットを構成した。そんな中、胸元に添えられた葉の形をしたゴールドのブローチが、着こなしにアクセントを与える。ロングドレスや、長めのスカートが多く登場し、Iラインを中心としたシルエットが特徴だ。布もよく見るとかすかに縦のラインを入れているのがわかる。
次に登場した「ノルマ モイ」は、インドネシア・ボルネオの文化から着想を得て、現代も残る神秘的な戦士たちをイメージエッセンスにした。目元のみ残して顔を布で覆い、まるで女性戦士のような力強く、威厳のある“ムスリムスタイル”を披露。ストイックなモノトーンの着こなしの中に、スカートから顔出す繊細なプリーツやコルセットによりボディラインを強調し、ほのかに女性らしさを感じさせた。