ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)が、2017年春夏メンズコレクションを発表した。
ウィメンズコレクション同様に、クリエーションのベースにあるのはミリタリーの要素。軍服に用いられるテープのつながったボタンが、テーラードジャケットやロングコートのアームラインを彩り、肩章がダブルジャケットに取り付けられている。
興味深いのは、約90%がオリジナルファブリックであるブランドが取り入れた、インポート素材。鮮やかなグリーンカラーのフードコートに用いられているのは、アメリカ製のタイベック素材で、紙のような薄さがポイントだ。この薄さを利用して、独特のシワ感を表現している。また、スーツに採用されたイタリア製の素材は、織りでかすりを表し、知的で深みのある佇まいに。
どの装いにも、細やかなディテールが投影されていて、MA-1には、レーザーカットで幾何学的に切り抜きを配した。また、ワッフル素材にシャツ地のアームをドッキングさせたカットソー、ベルクロを前身頃にランダムにつけたスウェット、ゴートスキンで仕上げたモトクロス風パンツといった、ひねりの効いたウェアも揃う。