ドゥー リー(Doo. Ri)の2012年春夏コレクションが、ニューヨーク・チェルシー地区のEye beamで開催された。
今季はイラストレーター・アーティストのDaniel Egneusの作品からインスパイアされた。そのため珍しくプリントものが多く、ペンで書いたような花柄やグラフィックなパターンが、ルックを個性的に仕上げている。カラーはブラック、ホワイト、ベージュを中心に、バイオレット、アクアブルー、シトラスイエロー、オレンジなど、清涼感のある優しい色合いが揃った。
ドレッシーなワンピースに定評のあるドゥー リーだが、 今シーズンはやわらかなシルエットのロング丈のシャツやジャケットも印象的。 シルク、ポプリン、シースルー、ジャージーといった、軽い素材を使い、体のラインを包み込むようなエレガントなシルエットのアイテムが目を引く。大きめのトップスにワイドパンツを合わせたスタイルでは、イージーなリラックススタイルを提案した。
メタルゴールドの少しハードなアクセサリーやヒールが太めのプラットフォームシューズなどがスタイリングのポイントになり、今季は少しマニッシュな印象。 それでも、ドゥー リーらしい美しいドレープ使いは健在だ。フロントだけではなくサイドのドレープ使いも秀逸で、どの角度から見ても美しいシルエットのドレスやワンピースは、普段使いはもとよりパーティーシーンでも活躍しそう。
オン・オフどちらの時間も優雅に演出してくれる、上品なコレクションだった。