ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO) が2016年秋冬オートクチュールコレクションを、2016年10月21日(金)に東京・表参道ヒルズで発表。去る7月に開催された、パリでのオートクチュールコレクションで披露されたウェアが国内初公開となった。なお、今回の展示は10月22日(土)に会場の表参道ヒルズで一般公開される。
「UNKNOWN(未知なるもの)」というテーマの元、彼自身が訪れたアイスランドの地に着想を得て、その幻想的な風景を表現。氷・海・オーロラなどの色彩をウェアに落し込んだ。
ショー会場は近未来的で、まるで地球外のような不思議な空間。登場したドレスやポンチョは「ホログラムフィルム」素材を使用し、折り紙のようなパーツが張り合わされて、出来上がっている。光の当たり方で、キラキラと輝きながら様々な色彩に変化していき、その姿はまさにオーロラだ。魔法をかけられたように、惹きつけられていく。
アシメントリーのトップスのほか、パンツや体に張り付くタイトなロングドレスには、伝統工芸「江戸切子」のデザインを取り入れ、遠目から見るとまるでウロコのように見える。
そんなウェアに合わせられたブーツにも「ホログラムフィルム」を採用した。つま先とかかと部分から繋がる、ユニークなヒールも全体のフューチャリスティックな雰囲気を加速させている。
最新テクノロジーと伝統技術の融合による、“未来を感じさせるオートクチュール”。その魅惑的な姿は、ぜひ足を運んで直接見てもらいたい。