人気急上昇ブランド、ザ・リラクス(THE RERACS)の2012年春夏コレクションが発表された。今シーズンのテーマは「cardigan feeling」。カーディガンをメインに、テーラードやミリタリーをベースとしたスタイルをTHE RERACSらしくモダンにアレンジした。生地から仕立てまですべてが「Made in Japan」。海外のクチュールメゾンでも使われるクオリティの素材を使用し、着心地からパターン、デザインまで徹底的に拘った。
真っ白なニットのカーディガンはフェザーのようなやわらかな肌触り。グレイのバージョンでは肩や裾のブラックがポイントになってクールな表情を見せる。ノスタルジックな雪の結晶モチーフのニットは上品な光沢が美しいシルク素材。春夏に雪というミスマッチ感がかわいらしい。 シャツはスクエアなパターンが作り出すリラックス感溢れるゆったりとしたシルエットがポイント。2枚のシャツを重ねたようなデザインの花柄のシャツはガーリーとボーイッシュが小気味よく同居している。シンプルなカットソーワンピースやシャツワンピースには、鮮やかなターコイズブルーやイエローが今年らしい。
人気のトレンチコートやテーラードジャケットにはシックなボルドーが登場。M65(フィールドジャケット)やモッズコートは、袖を短めにしてフェミニンさをプラスした。
今季のコレクションの影の主役は、襟元やパンツのサイドにちょこっと付けられた小さなリボンボタン。裏まで立体的なその作りから、THE RERCSの服作りへのこだわりが伝わってくる。マニッシュなトラッドスタイルが、デザイナーの倉橋直実氏のセンスでアレンジされたリアルクローズは、今季もワードローブの主役にしたい。