ルール ロジェット(leur logette)の2017-18年秋冬コレクションは、「モードな女性が森を探検する」姿をイメージするところから始まった。
日頃から贅沢な生地、煌びやかな装飾に慣れ親しんだ彼女。鳥や動物たちの鳴き声が聞こえる森に一歩足を踏み入れ、”今日こそサバイバルな体験ができるのか”と心を高鳴らせる。しかしその姿は、アウトドアとは不釣り合いなモードな雰囲気。都会でのスタイル同様に、エレガンスに包まれている。
アクティブな旅をスタートさせるならと、手にしたキルティングダウン。防寒、防風と念頭に入れて選んだ生地は上質だ。ひざ下丈に整え身幅は細く、アームラインにフリルをあしらえば”お嬢様風”ダウンスタイルが完成する。ボーイスカウトさならがらのパッチワーク付きジャケットには、色鮮やかなツイードを用いて。胸に飾ったミリタリー風ワッペンは、ビーズと刺繍でデコレーション。ショート丈のアウターも、カラフルファー小物を合わせれば暖かく過ごせる。
スカート、ワンピースルックの多いルール ロジェットだが、今季は冒険心を高めてくれるためパンツを多く揃えた。センタープレスのワイドパンツ、ジャカードのテーパードパンツ、どれもハイウエストにして、70年代の懐かしいムードとワクワクさせる遊び心を纏っている。
テキスタイルはゴージャスに。ストレッチ素材のベロア、ペルシャ柄のシフォン、張りのあるゴブランジャカード。加工によってヴィンテージのような風合いになったワックスクロスから華やかなツイードまで。全体をマニッシュにしたからこそ、アクセサリーを充実させて着飾って。フォックスやミンクファーを使ったバッグ&マフラー、そして手触り抜群のビジュー付きウールソックスもこの秋冬女の子の味方になってくれるだろう。