Y-3(ワイスリー)の2018年春夏コレクションが、パリファッションウィーク最終日の2017年6月25日(日)に発表された。
アディダス定番のスリーラインを再解釈し、ありとあらゆる形で表現した今季のY-3。メンズではトラックパンツを筆頭に、背中心に線を走らせたブルソン、両足で3ラインを表現するハーフパンツなど、ウィメンズではアシンメトリーに3本線を引いたランダムヘムのトップス、ワイドボーダーのカットワンピースなど。全く見方を変えることで、このアイコニックな直線の多様性を見出した。
メインカラーはお馴染みのブラック。今回はホワイトとグレー、そしてレッドとブルーをプラスした。特にブルーのテキスタイルは、ハワイアンをY-3らしくモードに表現している。ファブリック自体は、春夏らしい爽快感と機能性を持ったものが多く、シームレスのフード付きセーター、ナイロンジャケットは軽やかな演出に欠かせない存在となった。
こうして近未来的で、常にハイテク素材を駆使するY-3が、今シーズンはその正反対にある“リゾート感”に挑んだ。サルエルパンツは、いつものモードなアイテムより、どちらかというとエスニック感を漂わせている。さらにTシャツには象徴的なプリントとしてヤシの木やハイビスカス、そしてジャングルの動物たちがロゴと共に配した。
バッグはボディバッグやビッグサイズのバックパックといった定番に加え、バカンスでも役立ちそうなナップサック型の巨大バッグが登場。足元のスタイリングは、スリッポンやスポーツサンダルをメインにして、いつもよりリラクシングに仕上げた。