ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)の2012-13年秋冬メンズコレクションがパリで発表された。家でくつろぐジェントルマンにインスパイアされ、ラグジュアリーなインテリアデザインの仕様をファッションに落とし込んだ。イメージとなるのは現代のジェントルマンであり、クラシックな知性と魅惑的なスタイルを融合。肩を強調したシルエットはレディースのアトミックボム・コレクションをかすかに言及し、マスキュリンに表現している。
コレクションを象徴するアイテムはスーツとアウター。スーツスタイルをヴィクター&ロルフ流に進化させ、ナッパレザーのパンツに上品なシルクタキシードジャケットを組み合わせた斬新なルックを提案。アウターはオリーブ、バーガンディ、モーブ、ディープエメラルドグリーン等の色彩がルックを表情豊かにしてくれる。
アルパカウールを使ったソフトシルエットのオーバーコート、短く刈ったビーバーをあしらったカシミアウールのミリタリートレンチなどは力強い男性像を表す。コーラル色のリバーシブル・ジップフロントセーターは代表的なアイテムとなり、ボリューム溢れるシルエットが印象に残る。
またゴムでコーティングしたオーバーシューズ(ガロッシュ)やプリントウールやシルクのデースリッパによってスタイリングされている。マスキュリンなルックに、アーバンかつリラックスな印象を与えてくれる。